生涯学習セミナー田中講師の講演

「まんりょう」新聞 11月号表面より
第三十八回 生涯学習セミナー開催
恒例のセミナーが盛会に開催されました。二日間とも二百人以上の参加者で、分かりやすく、ためになる講義でした。両講師のお話より印象的な話題を紹介します。
《田中正人講師(三重県松坂市)》
 カウンセラーをされている田中講師がご縁のあったクライエントに対して必ずされることはその相手の幸せを祈ることです。
田中講師は地元の学校でカウンセリングの活動されていますが、昨年三重県内でも有名な荒れた学校の改善を頼まれました。
まず最初に、先生方が問題の生徒たちの幸せを一日百回、一ケ月祈ることをお願しました。その子達さえいなければ学校運営はうまくいくと思っていた先生方は、はじめはいやがりましたが、形だけでもいいから、とにかく協力して欲しい、それでなければ学校改善の取り組みは受けないと強い希望を話され、四十人の先生たちに実行してもらいました。また校長先生には問題の子たちにできるだけ話しかけ、握手をしてもらいました。
やがて子供たちを集めての授業に、子供たちに自分の命はずーっとつながっていること、一人一人かけがえの無い大切な存在であることの話をしました。特に問題の七人の子供たちを主人公に仕立てて、そのことを実感できるような大掛かりな工夫をして話されました。その話に納得した問題の子供たちは自分の存在の大切さに気づいて、それからだんだんと心が優しくなり、いじめや暴力を振るわなく、問題を起こさなくなりました。
今春、中学を卒業した彼らと、今でも連絡をとり心の支援をされているということです。さらに彼らの親たちが、子供への接し方の勉強会を続けるようになりました。
「こうしてよい効果が出たのは先生方の一生懸命な祈りやふれあいがあったからこそできたことです。愛の祈りを続けてもらった時にはすでに子供たちは大人しくなっていました。だから、私の命を育てる話がスムーズに心に浸み込んだのです」と語られました。講師がいつもされている「命を育てる話」とは「ひと鉢の一本の植物の根」です。「鉢の中に一本のライ麦の苗を植え、十分に育った苗の根のすべてをつなぎ合わせると一万一千二百キロメートルになるという研究があります。
私たちの命はその根と同じ、十代さかのぼれば千二十四人、二十代さかのぼれば百四万人、三十代さかのぼれば十一臆人。
それだけたくさんのいのちがつながっていて、今の自分の命があるのです」という話です。
縦糸は親先祖、横糸は自分。最初に縦に張られた親先祖の糸の上を自分という横糸を織ることで、人生という自分の布が織られていくことが子供たちによく分かったのでした。
[PR]

by nizicanvas3 | 2008-11-01 21:17 | まんりょう
line

モラロジー道徳の普及を目的にしたブログ


by nizicanvas3
line