人気ブログランキング | 話題のタグを見る

表 下の段

二月十一日は建国記念の日です。
各自の家の玄関先に国旗を出してお祝いしましょう。
建国記念の日とは国が定めた誕生日です。つまり建国の日です。それはどこの国でもあります。アメリカの建国記念日は本国イギリスと戦って勝利し、イギリスから独立した日(七月四日・一七七六年)の独立記念日を建国記念日と言いますが、盛大なお祭りをします。中国では毛沢東が天安門で建国宣言をした日です。多くの国が他国から植民地解放された独立の日や政権を取った日を建国記念日にしています。
 日本の場合は神武天皇が奈良県の橿原神宮で天皇に即位した日(紀元前七一一年)を建国記念の日に制定されています。明治五年に日本の古い書物『日本書紀』に記載されている即位の日を日本の紀元の日「紀元節」と制定し、国家的にもお祝いをしていましたが、戦後は占領軍により、禁止されていました。
しかし、紀元節復活を願う国民運動により、一九六六年に「建国記念の日」として法定化されました。「建国記念日」ではなく「建国記念の日」となったかというと、神武天皇の話は神話の話で史実ではないとその制定を反対していた人たちとの折り合いでそういう名称になったのです。しかし、神武天皇即位といわれる橿原神宮も天皇の御陵も遠い昔から今まで大切に存続されています。さらに考古学的、文化的にいろいろな物が発掘されて、神話、嘘とはいいきれないことが多数あります。
 遷宮にしてもその姿が一世紀以上も継承されてきたことの意義は大きいものがあります。いずれにしても、日本民族が他の民族に支配されることなく、ここまで健全に続いてきたことに感謝することは大変素晴らしい話です。各地では、建国記念の日をお祝いする会が開かれています。参加して下さい。そして、家族で日本の国について調べてみるのがよいでしょう。
〘 伊勢と遷宮  〙
 先月号の「まんりょう」に十二月一日開催の教育講演会の山中隆雄先生の遷宮についての講演内容を掲載しました。講演は大変好評で、今でも「よかった」「感動しました」という感想を皆さんからたくさんいただいています。
遷宮後も伊勢神宮は大賑わいです。三月まで古いお宮と新しいお宮の二つのお宮が並んで建っている場所がいくつかあります。遷宮で取り壊した木材は捨てることなく全国の神社に回され使用されますが、今回の遷宮で取り壊された木材は、天皇陛下のご提案で東日本に回されると教えていただきました。
伊勢には、外宮にある博物館や神宮徴古館(チョウコカン)などに式年遷宮に使用した道具が展示されています。他では見られない、たくさんの珍しい品々を身近に見学することができます。また、おかげ横丁には江戸時代のお伊勢参りの様子を人形模型で再現した歴史館「おかげ座」があります。
山中先生の著書『日本の心を教える伊勢の神宮』の本を読み、昨年の先生の話がより具体的に理解できました。伊勢神宮に興味をもった方はぜひとも先生の著書をご覧ください。

by nizicanvas3 | 2014-01-26 22:04 | まんりょう
line

モラロジー道徳の普及を目的にしたブログ


by nizicanvas3
line