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裏面 上の段

【日本再発見】〘アジアの人達に信頼されている日本〙 
 天皇皇后両陛下は悲願であったフィリピン慰霊の旅の訪問をされました。両陛下が現地の人達の明るい笑顔と日の丸の小旗で歓迎されていた様子がニュースで流れました。
日本は先の大戦の時、アジア諸国に侵略して現地の人達を悲惨な戦争に巻き込み多大な損害を与えた、だからアジアの人達は日本を恨み、憎んでいると、日本人は教えられてきました。「そうなんだ。日本はアジアの人達に本当にひどい事をしたのか、それは申し訳ないことだ」と思っていました。
しかし、その考えはかなり間違っているという話を以前から聞いたことがあります。それが最近特に増えてきたようです。それらは現地に行って調べた人達の話、現地の人から、
他の外国の方からの真実の話として語られているのです。
先月号「まんりょう」に紹介した池間哲郎氏はカメラマンとして二十年以上、二百回以上もアジア各地を取材し、またボランティア活動をされていますが、「実は現地の人達は日本が好き、日本人を信頼している人達が多いことを知りました」と『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』に詳しく書かれています。氏がアジアの人に尋ねた「日本をどう思う」の質問に、アジアの人達は次のように言っているのです。
「日本は凄いよな」「日本人は真面目で優しい」「日本は平和で豊か」「日本は原爆まで落とされて、徹底的に国が破壊された。それでも頑張って世界の経済大国になった。私達も見習うべきだ」。今月もその池間氏の本から情報を紹介します。
 まず知らなければならないことは、日本がアジアに進出するまでのアジア、アフリカ諸国は(一部以外)すべて欧米の植民地であったことです。欧州が世界中で暴れていた大航海時代以来、アジア諸国は四百年以上も植民地だったのです。
 幕末に開国し、明治を迎えた日本は他の国と同様に「植民地になるか、植民地にするか」二者択一の時代。そんな中、日本は国を守るために明治、大正、昭和とロシア、清国、ア
メリカを相手に戦わざるを得なかった事情があります。
 明治維新も欧米による日本の植民地化を防ぐために日本が一致団結して国を守らなければならないという強い思いから始まったともいえるのです。世界の列強は五百年前からずーと日本を狙っていたことは事実なのです。
アジア・アフリカの首脳が集まるバンドン会議に招待された故加瀬俊一(初代国連大使)は大歓迎を受け「日本があれだけの犠牲を払って戦わなかったら、我々は今もイギリスや
フランス、オランダの植民地のままだった」と言い、感謝されたのです。欧米の植民地時代は搾取と略奪が横行して、植民地の言語、歴史、文化、宗教を破壊したのです。
パラオ国はオランダの植民地化の殺戮によって人口が十分の一まで減少した島もあるというのです。
 パラオの人達は日本統治が決まったとき、どうせ白人から日本人に代わるだけ、と悲しい覚悟をしていたのですが、統治に入った日本は学校、病院、道路、水道、電気などのインフラ整備を行い、人種差別することなく日本人と同じように扱ったのです。現地の子にも十分な教育をしたので、優秀な子が続出して、やればできるという自信を彼らは持つようになったのです。それが後にアジア各地の独立運動に発展していったということです。
池間さんは、現地の人達から白人植民地支配時代の悲惨さを聞いて、知れば知るほど戦争中の日本人がいかに偉大だったか分かったといわれています。
ベトナムの老人は「あいつら(欧米人)は自分たちを人間とは思っていなかった」と話していたそうです。
 敗戦後、アジアの人達は戦勝国アメリカによって「日本人は悪魔」「日本人は残虐」という教育をされたのですが、日本人を知る現地の年長者達はそれに反発して「日本統治の時代が一番良かった」「何があっても日本を愛している」という人は少なくないのです。
 南洋諸島の小さな島のペリリュー島には言い伝えがあります。「強風が吹いたら日本人が作った建物に逃げ込め」。
八十年前に日本の軍人が作った建物は大変強固で、今でも島民たちはその建物に逃げて命を救われています。日本の高い建築技術と手を抜かない仕事だからこその堅固な物です。
 ペリリュー島の人達は日本兵と堅い友情を育てていたので、戦争末期いよいよ日本軍玉砕が確実になったとき、自分達も一緒に戦わせて欲しいと申し出たのです。しかし日本軍はそれを断り、戦闘に巻き込まないために島民達を島から逃がしたのでした。島民たちは全滅した日本軍を今でも丁寧に供養してくれているのです。
 カンボジアのシアヌーク殿下は敗戦後、完全に落ち込んでいる日本を励ましに来てくださり、損害賠償請求も放棄して日本を支えた人です。やがて内乱が起り、ポルポトの支配で疲弊していた国土の復興、地雷除去のために日本の自衛隊がカンボジアに行って働いています。カンボジアの人達は戦争に負けて復興し、やがて経済大国になった日本人を尊敬して「日本は私達の見本であり、希望である」と語っています。
ミャンマーも大の親日国で、学校では「日本がミャンマー独立の為に戦ってくれた史実」を教えているそうです。
 池間氏は「なぜこのように素晴らしい歴史を日本の子供達に教えないのか、どんな小さな国でも自分達の国の歴史『国史』を真剣に学び、゛自分達の国に誇りをもて゛と指導している。日本はいまこそ真実の歴史を真剣に学ぶ時だ」と語っていますが、アジアの現地の人達に感謝された先人達の誇りある足跡を知り、世界に貢献する人間を育てたいものです。

by nizicanvas3 | 2016-04-04 23:17 | まんりょう
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