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石平氏講演

 まんりょう11月号 表面より
《モラロジー本部での講演》「 急務となる日本の復権 」
中国人の石平氏(評論家 拓殖大学日本文化研究所客員教授)の講演がモラロジー本部でありました。氏は二十年前天安門広場の事件の前に日本に留学され、日本の歴史文化の研究を続けられまたしが、自国に失望して、昨年、奥様と共に日本に帰化された大の日本びいきです。神戸市在住です。
四川省の出身でパンダに良く似た顔と体型でそれを面白おかしく話されるとてもユーモアのある方でした。石氏が中国にいた頃、日本映画は大変好まれ、栗原小巻さんとか高倉健さんが最も人気があ
ったそうです。そのころの中国人は日本に対してそれほど憎しみを持っていなかったそうです。今のような日本攻撃が始まったのはその後の話で、自国の統制強化のために、戦争の恨みと称して日本たたきをしかけた中国政府の陰謀だったと石氏は言われていました。
 日本には中国の伝統文化が生きていることがわかった。仏教も儒教も根付いていて発展しているのは世界で日本しかない。
中国は皇帝が変わると今までの文化を全部壊してしまうから、昔のものは残っていない。残っているのは大きな箱物だけ。日本には仏教も儒教も息づいている。禅の文化も中国から入ったこれらは、
みんな日本の中で日本流に改造されて、みごとなものになっている。
日本には文化が生き続けている。思いやりとか情とかの精神もしっかり残っているけど、中国にはみられない。儒教も仏教の精神も破壊されてしまっている。日本が孔子の教えを一番しっかり学んだ
のが江戸時代。武士も町人もしっかり学んでいる。
 また、言葉は伝達手段だけでなく、その国の文化の貯蔵庫になっている。特に素晴らしいのが敬語。日本の敬語は単語ではなく文章全体に人を敬う心が入り込んで、そんな言葉をもつのは日本しかな
い。日本には危惧することがたくさんあるけど皇室と神道が健全であれば大丈夫。日本は明治時代欧米からいろいろな文化を取り入れたけど、日本の伝統文化は捨てていない。大切に守っている。
教育勅語は素晴らしい。仏教も儒教もキリストの精神も全部入っている。人類の普遍の精神がみんな入っている。教育勅語を英訳して外国人が使ってそこから入れれば日本人は見直すだろう。
日本人は占領政策によって骨抜きにされてしまったがいつまでその呪文にかかっているのか。世界で日本の憲法のような国益を捨てた憲法を持つ国はどこにもない。
どんな国でも国益を考えて行動している。町内会の役員ではないのだから個人サイド、お友達感覚で他国と仲良くするということはどの国もやらない。「人の嫌がることはしない」と中国に気遣っ
て靖国神社にお参りしない福田さんはおかしい。戸締りもしないで泥棒の善意に身をゆだねますといっているのと同じだ。
国際常識から外れたことを平気でしている政治家。しかし一番大切なのは国民意識だ。これから中国は大変な事態になるだろう、そのとき一番攻撃しやすいのは台湾、日本。平和ボケから目覚めて危
機感をもたなければとんでもないことになるだろう。国民も政治家も危機感をもてば大丈夫だ。★★★日本についてよく研究されて、力強く話され、聴衆はみな大感動でした。

by nizicanvas3 | 2008-11-01 21:25 | まんりょう
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モラロジー道徳の普及を目的にしたブログ


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