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30年 12月 394号 表面

    〘 三方よしから四方よしの善を 〙

 九月に津山で開催された生涯学習セミナーの前田講師

のお話の一つは「道を歩いているとガムを口からポイと

捨てる子に出会った。あれっと思ってその子を見ると目

が合った。その子はちょっと気にした様子。そこで私は

これは注意すべきだと直感。その子にガムは紙に包んで

捨てなきゃ、そのガムが靴について困る人がいるのよ、

今日はおばさんが紙に包んで捨ててあげるからと言って

捨ててあるガムを拾って紙に包んで自分のカバンに入れ

た。その子と話をしながらしばらく歩いた」の話でした。

今の時代は悪いことを見ても他人に注意するのも躊躇

するのが本音。前田講師はその子の様子にこの子は聞い

てくれると思われたようでした。そしてあえて注意した

のはこの子が二度とガムをそのまま捨てるなんてことを

しないようにするためでした。きっとその子は人のゴミ

も拾える子になるでしょうと語っていました。

 もう一人の原講師は「講演の中で私の趣味は人に席を

譲ることです。人に席を譲られた人はきっと誰かに席を

譲るでしょう。それが楽しみです」という内容でした。

そんな話を聞きながら私は思いました。良いことをす

ると、良いことをした自分は気持ち良い、された人も気

持ちよい、私もあなたもハッピーな気持ちになります。

そしてきっとハッピーな気持ちは周りの人へよい影響

を与えるはずです。まさに三方よし、三方善です。

 それだけでなく、された人が他の人に親切にすればこ

んどは時空を超えて親切が広がります。つまりそれは

四方善になります。親が親切にすれば子供はそれを見て

また親切が出来る子になります。その子の子もまたきっ

と善を行うでしょう。時空を超えた四方善のリンクです。

 私達は先人達の苦労努力、善なる心の恩恵を受けて生

かされているのですからその恩恵を次に回さなくてはな

りません。恩返しから恩送りです。四方善の伝達です。

小さなことでも親切をして親切の輪を広げることこそが

世界平和です。『親切をすると健康に良い』『親切は脳に

良い』という本がありますが、親切をするとオキシント

ンというお母さんが赤ちゃんにお乳を飲ませる時に出る

幸せ感のホルモンが出て、自分の体に、自分の脳によい

作用をするといいます。まさに「善は他を救うにあらず

己を救う」、これがモラロジーの推奨する道徳です。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

      〘 元気が一番・健康サロン開催 〙

足腰の痛みや痺れについて学ぶ「健康セミナー」を開催し、

百七十人の参加の皆さんに、大変喜んで頂きました。

私は今までそのセミナーには気楽にして参加していました

がいざ自分が主催するとかなり大変な催しでした。

このセミナーは私個人が引き受けた会でしたが、とても

一人ではできないのでモラロジーの仲間の皆さんに協力をお

願いしました。準備から当日のさまざまな係を一生懸命お手

伝いして頂き、スムースに開催できました。お手伝い下さる

皆さんにお礼をいうと、皆さんから頂いた言葉は次の二つ。

「これも人助けですから」「いつもお世話になっていますから」

私達は日頃から「ご恩返し」「人の役に立つ」ということ

をしっかり学んでいます。「さすが、皆さんその言葉が身に

ついている」と頼もしく、嬉しく、有難く思いました。

 今回私が主催した「健康セミナー」は最前線の現場で多忙

にご活躍の脳神経外科医師達の「健康出前講座」。「首や腰の

痛みや痺れを我慢して辛い生活をしている人達によい情報を

届けたい」という使命感をもってのボランティア活動です。

四年前私はそれを勝田郡勝央町で受けて丁寧に熱心に語ら

れる医師の話に感動で、目から鱗。納得、安心して手術を決

意、すっかり回復しました。痛みに打ちひしがれていた私は

まさにこの会が御縁で人生を取り戻したのです。ですから私

はこの健康セミナーを御恩返しのつもりで開催しまた。

モラロジーは何事をなすにも「動機目的」が大切と言われま

す。「ご恩返し」と「お役に立ちたい」という動機目的での

開催。だからきっと神様や皆さんが応援して下さったのだと

改めて感謝でした。皆様本当に有難うございました。

やはり「健康は一番」、お互いの体験も

シェアして健康情報が気軽に得られる学び

の場「健康サロン」を開催したいと思います。

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸

『親切は脳に効く』『親切は驚くほど体にいい』

ディビット・ハミルトン著(サンマーク社)

「あなたの健康と幸せは゛お先にどうぞ゛と

言った回数で決まります」

親切の副作用

「自分が幸せ、心臓と血管が強化、老化防止、

よりよい人間関係、親切の連鎖をおこす」

親切の効用

 ① 体に良い

 ② 人間関係によい

 ③ 自分に幸運をもたらす  

 ④ 地域社会に良い、国に良い、人類によい  

 ⑤ 子孫に良い

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【放談】 〘 美しい日本を取り戻したい 〙

 いよいよ外国人の受け入れが緩和されることになる

ようです。しかし経済協力開発機構の統計では日本の

移民はすでに世界第四位だそうです。日本各地の報道

によると「いつのまにかそんなにたくさんの外国人が

自分の町に住んでいるとは」という戸惑い。それがよ

いか悪いか・・、大量の移民を受け入れたドイツは外

国人による犯罪やテロ、また仕事も移民に奪われて国

民は困っているともいわれています。

 日本では移民を受け入れなければ日本の産業、生活

すら立ち行かなくなっているとか。数年前飛鳥Ⅱに乘

って旅行した時、船の中で働く人の多くが東南アジア

の人でした。汚い、きつい、危ない三Kの仕事をいや

がる豊かな国の現象、今後私達の豊かな生活は誰によ

って支えられるのでしょうか。なんとなく「自分には

関係ない」「誰かがなんとかしてくれる」「今がよけれ

ば」でなく、未来をよくする責任を感じなければ。

 頭で働くエリートの人間だけでなく、体を使い、汗

水流しての労働の価値を認識し、子孫繁栄の意識をも

たなければ、やがて日本はどうなっていくか・・です。

 ハロウィンや花火、祭りのバカ騒ぎの後はゴミだら

け、そんなニュースが度々流れて心が痛む人は多いと

思います。かつてはゴミを出すのが中国人と言われて

いましたが、今中国の観光地はとても綺麗だとか。

そこには常にごみ掃除をしている労働者がいるとか。

勤勉、真面目、正直、清潔という日本人の特徴は何

処に行ったのでしょうか。きれいな街には犯罪が少な

いし、きれいな風景は心も綺麗になります。人に迷惑

をかけない。ゴミを路上に捨てない。そんな初歩的な

道徳心が日本人に薄れているとしたら、情けない!



by nizicanvas3 | 2018-11-29 21:21 | まんりょう

30年 12月 394号 裏面

【偉人先人に学ぶ】〘まぼろしのノーベル賞 〙

日本は今年も医学生理学賞部門のノーベル賞を京都

大学の特別教授・本庶佑(ほんじょたすく・76歳)

オプジーボのがん免疫治療薬で受賞されました。

これで日本人のノーベル賞は二十四人。そのうち医学生理

学賞は四人。そこで今回の記事は一世紀前、まだ日本が近

代国家として歩み始めた明治時代にノーベル賞が受章でき

たかもしれない日本人を紹介します。その人は山極勝三郎。

山極の功績は世界で初めて人工癌の「タール癌」実験をし

て成功させたことです。これが癌の治療にとって非常に大

切な事だったのです。「タール癌」は日本医学会の大きな

誇りですが、なぜか日本ではあまり知られていません。

しかし世界では十分知られていて、アメリカの教科書に

は山極勝三郎の名前が載っているそうです。山極の出身は

長野県上田市。幕末の生まれで、上田藩きっての秀才と大

評判。「世の中の役に立つ仕事がしたい」といつも考えて

いた勝三郎は縁あって、医者である山極家に養子に入り、

医学の道に進むことになりました。(実は極貧の家でした)

立派な医者になる志をもってしっかり勉強していた勝三

郎は自分の子供の死をきっかけに医者ではなく、「病気の

原因や成り立ちを研究して患者の命を救いたい」「多くの

人々を病気から救うにはまず病気の性質や原因を明らかに

することだ」と病理学の研究へ方向転換するのでした。

病理学は縁の下の力持ちのような地味な研究の分野、お

金にもならない仕事に勝三郎を応援した多くの人達が反対

しましたが、唯一人、妻のかねこが応援しました。

明るく大らかなかねこの理解を得て勝三郎は学者の道に

邁進し、ドイツにも留学し、猛勉強をしました。

 勝三郎は主に脚気、寄生虫、癌の研究をしています。

そんな中、三十六歳の勝三郎は肺結核にかかってしまいま

す。病理学の仕事は死体の解剖が多く、当時の死体解剖は

素手で行っていたためいつもあらゆる細菌の危険にさらさ

れていました。特に結核患者が多かったので明治大正を通

して多くの病理学者が犠牲になったということです。

勝三郎もその一人。彼は癌の発生メカニズムを遺体解剖

から探ろうとしていたため、年間三百体の解剖、ほぼ毎日

していたことになります。結核は今は薬で治りますが、当

時は不治の病でした。ただ静かに療養するしか方法が無い

時代でした。勝三郎は仕事をしながらこの不治の病を克服

するため自分の生活を厳しく律し、養生しました。そして

他人に感染しないようにあらゆる注意を払った生活をしま

した。少し健康を取り戻した四十八歳の勝三郎はそれから

本格的に癌発生の実験にとりかかるのでした。その研究の

為の助手を募集しても誰も寄ってきません。

そんな中、北海道大学畜産科で学んでいた市川厚一と

いう青年が助手に名乗り出ました。こうして二人は昼

夜を問わず癌発生の研究に明け暮れたのです。それは

ウサギの耳にコールタールを塗って癌を発生させる研

究です。勝三郎が研究を始めて八年、市川と一緒に始

めて二年。「発癌には長い潜伏期間が絶対に必要だ」

の信念で時間をかけて地道に研究した癌発生の研究が

ついに完成したのです。「ガンが作れればガンは治せ

る」という考えから、世界初の人工ガンの発生実験に

成功した実在の病理学者山極勝三郎の誕生でした。

 大正四年、こうして発見された業績は世界中で話題

になり多くの称賛を得ました。ちょうど日本に一時帰

国していた野口英世は勝三郎に会いたいと申し出まし

たが、体調が悪く会えませんでした。野口は実験に使

ったコールタールに強く関心を持ちたくさんの質問を

市川にしました。そのことを聞いた勝三郎は「友遠方

より来るまた楽しからずや」と大喜びをしたのです。

 勝三郎はタールによる癌腫、肉腫の人工発生に関す

る論文を念願の「ウィルヒョウ宝函」に発表、病気の

勝三郎に代わって市川がパリで講演しました。

この研究は何回もノーベル賞候補に挙がったのです

が、昭和二年、別のガン研究者・デンマーク人のフィ

ビゲルが選ばれました。しかし当時からフィビゲルの

研究には疑いが持たれていました。そしてついに

三十五年後のアメリカの研究によって「フィビゲルの

研究はガンではない」と発表されました。だからこそ

よけいに勝三郎のノーベル賞受賞がなかったことが悔

やまれたのです。やはりそこにはまだ世界に認められ

ない日本人への差別意識があったといえるようです。

それは北里柴三郎や野口英世も同じでした。彼らも

素晴らしい業績は認められたもののノーベル賞には至

らなかったのです。そして「ノーベル賞にもっとも近

づいた日本人は北里柴三郎でもなく野口英世でもなく

山極だ」と言われたのです。しかし勝三郎は優れた癌

研究者に送られるユング賞という栄えある賞を受賞。

病気と闘いながら、生涯病理研究につくした勝三郎

は六十七歳で穏やかに死去しました。なお、死後の解

剖の結果、彼の肺結核は完全に治っていたそうです。

勝三郎は「曲川」として俳句も多数詠んでいます。

 ガン出来つ 意気昂然と 二歩三歩

あごなでて 怖くわないと 孫を呼び

 素晴らしく りっぱな門と 友笑ひ

 あばらやは またあの世でと 門だけを

『山極勝三郎の生涯』神田愛子著を参考にしました。

★★★★★★★★★★★★★★★★

【健康】〘早期発見で五年生存率八十%の膵臓癌〙

 今月は膵臓癌を取り上げます。二人に一人は癌という時

代。癌は誰もがかかり得る病気です。しかし医療の発展は

目覚ましく癌も治る可能性が高くなりました。それには早

期発見がキーワードです。今回取り上げた膵臓癌はもっと

も早期発見が難しく、治る率が低いと言われています。

 私にはそれを語る専門知識はありませんが敢えて取り上

げたいと思います。というのも四年前私の弟が膵臓癌で亡

くなったからです。ですから私も背中やお腹に不調を感じ

た時には「もしかして」の心配になってくるのです。

膵臓癌の早期発見を取り上げた放映がありました。広島

県尾道市では膵臓癌の早期発見が進んでいて、生存率が

七割~八割以上だということです。その検査の方法はエコ

(超音波検査)です。エコーはたいていの病院にあります。

ですからいつでも手軽に、安く検査が出来るのです。

しかし、エコーに一㎝以下の癌が写るわけではありませ

ん。癌になる可能性が高いことが分かると言うものです。

つまり精密検査が必要だと言う手軽な目安になるのです。

それは大阪国際がんセンターの田中幸子医師の研究チー

ムが長年の研究で発見した膵臓癌になる可能性の高い特徴

を見つけることです。この特徴とは

①膵臓の中の主スイ菅が太くなる。(膵臓で

できた消化液が主スイ管を通って十二指腸に行く)

②膵臓の中にすいのう胞という穴ができる。 

これら二つの特徴を調べることです。

これがあるからと言って必ず癌という訳ではないのですが、

癌になる可能性は高いのです。ですからこういう人は次に

MRICT、超音波内視鏡等で精密検査を定期的に受けてい

くと、一㎝以下の小さな癌が早期に発見され、生存率が高

くなるという訳です。この方法は今全国に広がっています。

 次の方は膵臓がんになるリスクが高い人なので、定期的

に医師にかかってエコー検査を受けるとよいという事です。

血縁者に膵臓癌の人がいる。(七倍高い)

慢性膵炎の人(十二倍高い)

糖尿病がある

腫瘍マーカーが高い

飲酒、喫煙、肥満の人

 特に血糖値が急上昇した場合は緊急に精密検査の必要。

膵臓癌の自覚症状として

➀みぞおちあたりに軽い痛みがある

➁背面(腰の上、肩甲骨の下)が痛い ➂血糖値が急上昇

➃油かかったような下痢(油分が消化できず下痢)

少しでも気になる方は患者の方からエコー検査をうける

ことを希望することも大切だということです。



by nizicanvas3 | 2018-11-29 21:18 | まんりょう
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モラロジー道徳の普及を目的にしたブログ


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